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【VOL.15】子供部屋考 [2005/02/05](横山 容子)

(2007/04/01 その他のメンバー )
思い起こすと、私は独立した子供部屋を持ったことがありません。
兄と一緒に勉強机を並べるか、母のタンスが並んだ部屋のひとすみか。
小学校高学年から中学生のいわゆる思春期の間、私は私だけの空間である独立した子供部屋を渇望していた「側」にありました。もっとも欲しいもののひとつ。どれほどあこがれたことでしょう。

今、子供部屋を作る側になって、子供部屋を与える親となっています。
今、私は、あの時あこがれていた子供部屋とは少し違うものを提案する「側」に立っています。

一番親兄弟と一緒にいたい時期は、家全体が子供部屋のようなもの。
子供が小さければ、とにかくまとめてオープンスペースに。
宿題も食卓で十分ですよね。
受験生になり勉強部屋が本当に必要になったら、必要最低限の広さで(必要なのは勉強机であってテレビではないはず)、アジトのようなコックピットのような独立した空間を区切ろうとしています。

我が家は長男が中学三年の時に建てたもので、最初から独立した子供部屋にしてもおかしくない時期でしたが、あえて15畳の空間を後付けの間仕切りで 兄弟3人のために区切りました。世間一般の「子供部屋6畳」の掟もやぶり、音も筒抜けで子供たちからは非難ごうごうでしたが。一人になれるなるべく狭い子 供部屋に、オープンな空間の名残を留めたかったのかもしれません。

子供部屋にあこがれる子供の気持ちも忘れたわけではないのですが、たぶんこれからも、子供が小さい時は生活空間と一体となるよう広くオープンに、子供が成長したら必要最低限になるべく狭い子供部屋を、クライアントに提案し続けていきたいと思います。

T邸子供部屋
T邸子供部屋 男の子3人女の子1人の四兄弟のための部屋
作りつけカウンターによってオープンに部屋を区切る。
女の子が中学生になって間仕切り壁設置
T邸子供部屋

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