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| VOL.07 未来のおとなたちへ向けて3 ふじさわまちづくり探検隊 第5回こどもまちづくりかいぎ
[2003/03/29] |
アトリエエーワン
| 三原 栄一
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この事業の意図・・・
昨今、全国津々浦々「まちづくり」「まちおこし」ブームである。衣食住とは良く言ったもので、衣と食で世界一流?になった日本人が、昭和バブルから、平成デフレとなって、ようやく「住」環境に気付きだしたことは良いことだと思う。ただ、声高に騒いでいるのは、うだつの上がらぬ中央政府にサジを投げ出し始めた地方行政と地域ボランティアの(老)人達、講演に呼ばれて持論を言いたい学識者、それを機会(ネタ)と取り上げるマスメディアではないだろうか。それが悪いなどと微塵も思って等いない。ただ、それでは「まちづくり」を破壊する営利団体には、なかなか効果を発揮しにくいのではないだろうか。いくら、何とか条例や協定をつくってみても、その地域の長期のビジョンを持ったものでないと、絵に描いた餅になりかねないどころか、その連中(業者)にとっては赤子の手を捻るがごとく形骸化されてしまう。
だからこそ、これから未来を担う、心清らかなこどもたちに自分の住む「まち」について学び・考え(過去と現在)・創造(未来)してもらいたいのである。私たち大人は、日々生活の中で、年を追うごとに多くなる種主雑多な「しがらみ」に縛られながら生きている。そこから、短時間(自然界の経過に照らし合わせて)であたらしい「まち」を理論づくることは、あまりにも無茶・無謀ではないだろうか。僕等は、なにも子ども達が大人になるのを期待して指をくわえて待っているなどとは思ってはいない。刻一刻我が国の「まち」は変化している。僕等は少しでもこのことに気付いた、惰性ではなく、「改革」の心を持った人々と手を取り、知恵を絞り、議論の結果を実行に移していこうと考える。
今回は、前回までの反省点(参加児童募集方法等)について、予めゲリラ活動を行った結果、第1回大庭地区を上回る37名の参加を得られた。参加したこどもたちの多くが、鵠沼地域のこどもたちはもちろん、複数回の参加者とともに充実した2日間だった。ボランティアを含めた年齢構成は、7歳から60歳代まで切れ目無く、こどもたちは小学1年から中学2年生まで、ボランティア側は高校・大学・社会人と多岐にわたっていた。学習した内容は、社会(歴史・地理・倫理道徳)・理科(生物・地学・化学)・図工(工作・技術)と、これはまさしく、今年度から始まった総合的学習教育そのものではないだろうか。
時代が少しずつ僕らの方に近づいてきた。確かに、この体の五感に訴える感覚がある。あともう少し頑張ればみんなが気付いてくれる。そう、それまでスタッフ一同息を抜かず、さりとて気張らず、おごらず、地道に頑張っていこうと思う。スタッフ側のベーシックは、ほぼ整いつつある。5回続いたこの事業に、小さいが確かな萌芽ができている。あとは、毎回チャレンジング・スピリッツを忘れずに、これを体験したこどもたちや、その時その時応援してくれ、手助け頂いた地域の方々、そして忘れてならない学生の皆さん達のネットワークが、ふじさわのまち、しいては、湘南地域へと拡大していけたら本望である。
今回で5回目を迎えた。
意欲的・自発的に参加してくれた子もいれば、お母さんや先生達に促されて参加した子もいると思う。
おじさん達が子どもの頃、オリンピックは「参加することに意義がある」と言われた。そのオリンピックも、今はほとんどショービジネス化・プロフェッショナル化し、その言葉を真剣に受けとめる人、はほとんどいなくなってしまった。けれどもこの事業には、結果がすべてではなく、参加したという実体験そのものが重要であって、それぞれ参加した人の記憶に残ってくれることを第一に考えている。みんなでつくった未来の鵠沼の模型は、訪れた地域の大人達はもちろん、藤沢を支えているいろいろな分野の方々が驚きと感動を心に持ち帰ったことだろう。一人一人の記憶が、言葉だけでなく、深くその脳裏に刻まれただろう。きっとそれが活かされる時が必ずあると思う。それまで、何事にも一生懸命頑張って欲しい。
さて、次回は明治地区に場所を移して、今回にも増して、おもしろい「こどもまちづくり会議」を計画中である。是非とも次回も参加してくれることをスタッフ一同期待している。
2003年、アトムが誕生するこの年に、この地球であのアトムが悲しむようなことが、絶対起きないことを願う一人の人間として・・・
ふじさわこどもまちづくり会議実行委員会
実行委員長 三原 栄一
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