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VOL.86 小学校の家庭科授業の「住」に関する学習 [2006/05/27]

関口佐代子 関口佐代子一級建築士事務所 | 関口 佐代子
↑プロフィールは写真をクリックしてください。


一昨年度と昨年度、小学校の家庭科授業の「住」に関する学習を企画実施しました。

最近の家庭科という教科の様子はご存知ですか?
小学校では5、6年生、中学校では全学年で男女一緒に学びます。
家庭科は衣・食・住、三つのテーマが実習中心に行われています。

「衣」では手縫いやミシンの裁縫実習、「食」では調理実習がどなたでも思い浮かぶのではないでしょうか。
そして、「住」の部分。何をやったか覚えていますか?

家庭生活という、子どもにとって生きる基礎を学ぶための家庭科の中で「住」は割合簡単に済ませられていたり、場合によっては関わらずに1年の学習を終えてしまったりということもあるようです。
実は学校の先生とお話しした際に、先生自身から「家庭科では、実際に手を動かして体験していく学習を中心にしていきたいが、住生活の部分では、どのように対応してよいかわからない」という声が聞かれました。

そこで、小学校5、6年生の家庭科学習のなかで、調べ学習と二本立てで「住まい設計」実習を提案しました。



小学校5年生「夢の部屋」
小学校5年生では、自分の身の回りが中心テーマになっています。そこから、整理整頓、ゴミの問題、リサイクルなどと調べていくわけです。

そこで、5年生での住まい設計実習では、「自分の夢の部屋をつくろう」という課題にしました。

6帖のスペースの台紙と、子供部屋によくある家具が切り抜きキットで配られます。
方眼用紙もあるので、自分に必要な家具や道具も自由に作って貼付けることが可能です。

子どもには「何の家」というキャッチフレーズをつけて、一人一人発表してもらいました。なかなかの傑作揃いです。

小学校6年生では発展形として「自分の将来の家」を同じようなキットを使って作成してもらいました。

事前に調べた快適な住まいの要素、風・光・温度・湿度・色・音・においなどなど書込みもOKです。


小学校6年生「将来の家」


製作中の様子



この他にも、世界の家や日本各地の家の、気候に対する様々な工夫を紹介してから、快適な住まいの提案設計というプログラムや、照明の効果や省エネを実際の模型装置で体験しながら未来の家を考えるプログラムなどを企画実施しています。




 
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